建築実例
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家族構成ご夫婦+1人+ 猫1匹
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所在地春日井市
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延床面積102.68㎡ (約31坪)
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UA値0.43W/㎡・K
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C値0.2㎠/㎡
穏やかに楽しくつながる家
明るい空間で、家族が音楽や本など好きなものを共有し楽しむことができる住まいを施主様は希望されました。また、隣接する奥様のご実家とのつながりや、飼い猫とも楽しく暮らせるよう考えることも重要なテーマでした。
住まいの中心となるLDKは、畳スペース、みんなのカウンター、階段下猫スペース、キャットウォーク、本棚が取り囲むよう設えていて、楽しく皆で過ごしていただけます。また、光と空気が行きわたるように効果的に吹抜けを設け、隣のご両親との楽しみでもある菜園や花壇のある方向に窓を開き、明るく気持ちの良い空間としました。
みんなで時間を共有しながら楽しく過ごしていただくことができる、長く愛される住まいにしたいと考えました。
建築家/田野 滋一(Tano Shigekazu)
1968 和歌山県生まれ
1992 東京理科大学理工学部建築学科 卒業
1992 株式会社ダムダン空間工作所 所属
2003 田野アトリエ一級建築士事務所 設立
毎日使う場所だから、美しく飽きのこないデザインで、オープンな対面キッチンを備えました。
収納サイズや設備の動線を考慮したオーダーキッチンは、配膳と後片付けがスムーズで、家族みんなで食を楽しめます。
本棚などの収納を兼ねながら、猫の移動ルートを確保した「キャットウォーク付き造作収納。猫が自由に登ったり休んだりできます。
ご家族が好きな蔵書やレコードをいつでも手にでき、愛猫が快適に過ごせる空間。猫も人もそれぞれの時間を満喫できるお住まいです。
デッドスペースになりがちな階段下に猫窓を設けた猫専用スペース。掃除がしやすくなるように床はクッションフロア、壁には汚れ防止機能がついたアクセントクロスを採用しています。
猫が気の向くまま移動できるよう。壁の一部に穴を開けました。
部屋ごとの温度差が少ない高気密高断熱の家では、猫用の出入り口を設けても快適な環境を維持できます。
たっぷりとゆとりをもったランドリー・脱衣スペース。タオルなどを収納するカウンターを設け、カウンターは洗濯物をたたむスペースとしても活用。洗濯機の上部にはガス衣類乾燥機の乾太くんも設置。
「洗う、干す、取り込む、畳む、しまう」という、洗濯にまつわる作業をすべて行える場所があれば、家の中を移動することなく作業ができるため、洗濯にかかる時間を短縮できます。