建築実例
-
家族構成夫婦 + 子供2人
-
所在地一宮市
-
建築費2,700~2,900万円
-
延床面積81.56㎡(24.67坪)
-
UA値0.4W/(㎡・K)
-
C値0.187cm2/m2
暮らす・育てる・働くをカタチにした住まい
建て主のご要望から平屋でプランニング。見渡しの利きやすいプライベートな庭を有し、そこで遊んでもらう様なことにしたらどうかという考えのプランになってます。リビングはぐるぐるぐるぐる走り回れる様にしていますが、将来、お子様が大きくなるにつれて個室を設けたいという時に、1部屋から3部屋に部屋数を増やすことができるようになっています。
家事動線をコンパクト化し、日用品や食料などストックを管理しやすい大型収納スペースを備えました。
建築家/齊藤 真二(Shinji Saito)
1971 東京都生まれ
1994 日本大学工学部建築学科 卒業
1994-1996 コーナン建設(株)設計本部
1996- 設計事務所、ハウスメーカー、放浪等
2003 Atelier if 一級建築士事務所設立
【雨でもソトアソビできる玄関土間と走れる子ども回遊動線】
玄関土間は、雨でも室内で縄跳びなどのソトアソビができる空間となっており、外で遊べない不満を抱くことなく気持ちを満たせるよう広々とした設計に。このソトアソビもできる土間玄関は、庭へも洗面のあるホールへも続いています。玄関からホール、リビングを介して庭へ出て、庭に隣接した玄関ドアからまたホールへ戻る“子ども回遊動線”を備えています。
【子どもがどこにいても目が届く、小さくつくって大きく感じる家】
キッチンで料理中でも、もちろんリビングでくつろいでいても、庭で遊ぶ子どもを目で確認しながら気に掛けることができます。家事を中断しなくても子どもに微笑んで相づちを打てる距離感とその間取りは、子どもが成長した後の大切な家族時間にも大きく貢献してくれます。
建て主はもともと28坪をご希望されておりましたが、25坪が28坪に感じられるプランであればどうでしょう?とご提案させていただきました。固定概念から導かれる坪数ではなく、このご家族が本当に必要とする“最低限でも豊かに暮らせる坪数”を暮らし方から紐解き考えています。それはご家族が住まわれた後のランニングコストにも直結していくからです。
【機能性もしっかり備えた建築家によるデザイン住宅】
玄関すぐの洗面床は、敢えて塩ビシートを。掃除やお手入れの手間を少しでも軽減し、綺麗を保ちやすい機能性を備えました。トイレ、キッチンの床も同様の理由から塩ビシートを採用されています。家の綺麗を保つのに必死でいつも怒っているお母さんと、楽をしているのに綺麗が保てていつも笑っているお母さん。どちらが子どもは嬉しいでしょう?また、あなたはどちらのお母さんでいたいですか?この家は、住む人がストレスのない家を目指しました。
【子どもと暮らす建築家住宅のリアル】
この家は、リアルな子育て世帯のプランが反映されています。買い物は週に1度、大量に。子どもと2人では落ち着いて買い物に出られないから、ネットでまとめ買い。決めた収納場所には収まりきらなくて、置けるところに点々とストックが溢れている。そして毎日乾いた洗濯物を複数の場所に戻すのにバタバタする毎日…。綺麗を保ちたいのにそうならない嫌悪感とその手間を少しでも省きたくて、収納は必要なサイズを適所に。
「建築家に設計をお願いするのに小さな子どもが居ては素敵な暮らしはできない。建築家に依頼するなんて私たちにはもったいない。」と考えるお客様もたくさんいらっしゃいます。でも本当にそうでしょうか?
河合工務店の家は、暮らしをデザインする建築家が設計をします。見た目が素敵な家の設計ではなく、“その家族ごとの暮らし”をデザインした“暮らしやすい家”を設計しています。