建築実例
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家族構成夫婦2人
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所在地名古屋市
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延床面積101.02㎡
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UA値0.43W/㎡K
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C値0.17㎠/㎡
機能美の家
お施主様がご要望の「無駄のない家事動線」に応えるため、家に帰ってからリビングに入るまでに2つの動線を設け、家族は裏動線を通って日常品をすべて片づけて、スッキリとした気分でリビングに入り、くつろいでいただけるようプランニングしました。
来客を迎えるファサードとしてデザインされた北面外観は思い切りカッコよく、斜めスリットから入る玄関は板張りを見上げるような外部吹抜、扉を開けると窓越しに木が見えるような演出を施しました。
他にはない空間を楽しんでいただければと思います。
建築家/三島史子(Fumiko Mishima)
1972 香川県生まれ
1995 京都府立大学生活科学部住居学科 卒業
1995 大阪セキスイツーユーホーム神戸営業所 設計課 入社
1996 設計事務所勤務、高校インテリア科講師
2005 プランアーク建築事務所 勤務
2015 Times & Design Office 設立
「リビングは開放感のある吹き抜けを設けたい」という施主様の希望を叶えるため、リビング階段を取り入れてプランニング。
リビング階段は、開放感や採光を確保するための吹き抜けと相性がよく、より開放的な空間を演出できます。
玄関からリビングへの導線とは別に、シューズクローゼット→ウォークスルークローゼット→洗面スペース→パントリー→キッチンへ抜けられる、回遊式のプランを採用。
できるだけ収納場所を設けながら、楽に片付けできる家を目指しました。
シューズクローゼットは靴以外に、ゴルフバッグを置けるよう、広いスペースを確保しています。
洗面台のそばには座ってお化粧ができる「メイクスペース」があります。
毎朝、顔を洗ったら、歯を磨いて、そのままメイクタイム。隣のファミリークローゼットで着替えるという身支度の流れをスムーズに行えます。
キッチンの横にはパントリー(食品庫)を配置。
帰宅してから、上着を脱ぎ、買ってきた食料品などを収納するまで作業を、無駄なく行える動線になっています。
洗面脱衣室を少し広めにし、ハンガーパイプを設置して物干しスペースを設けました。また、洗濯物をたたむのに便利なカウンター、タオルや下着などお風呂上がりに使用する物の収納スペースを併設しています。
こうした設計を取り入れることで、お風呂に入るのに衣類を脱ぐ→衣類やタオルを洗濯機へ入れて洗う→その場ですぐ干す→しまう、という無駄のない動線を可能にしました。
家の中に洗濯物を干せば、天候や時間に左右されることはなくなります。
気になる湿度は、24時間換気システムのマーベックス澄家で全室空調管理していますので、問題ありません。
将来ペットを飼いたいという施主様のご要望を受け、ステップ階段の下にワンちゃん専用スペースがあります。
2階にご主人のプライベート空間である書斎。
2階の廊下に、 床から天井まで、すべてのスペースを使って大型の壁面収納を設けました。
「寝ること以外は1階で完結できる間取り」で「季節家電やスーツケース、布団などを収納できるスペースを確保」という施主様のご要望を活かせる家になりました。
1階にはリラックスできる畳スペースを設けました。
小さい子供をリビングで昼寝させたり、友達や両親が泊まる時は寝室にできます。