建築実例
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家族構成ご夫婦+3人
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所在地一宮市
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延床面積103.98㎡ (約31.44坪)
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UA値0.25W/㎡・K
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C値0.3㎠/㎡
心地よく、楽しく、そして長く暮らせる住まい
家族の時間が育む、共に成長する住まいのかたち
駅前のにぎわいを間近に感じながらも、室内には静けさと落ち着きが広がる、ちょうどいい距離感を大切にした住まい。外からの視線はやわらかに遮り、街の動きを感じながらも、自分たちらしくくつろげる空間が広がります。
家事がスムーズになる動線、子どもがのびのび育つ間取り、将来を見据えた可変性。
この住まいには、日々の暮らしを少しずつ豊かにしていく、さりげない工夫が息づいています。家族の時間とともに育っていく、そんな「これから」を楽しめる家です。
変形切妻の家
駅前の行きかう人々からの視線を遮りつつ、家の中からは人や電車の往来を映像のように取り込む。
駅前という立地で、一般的なリビングから庭へ出るテラス窓、という事ではない、閉じつつ開くという解答となりえる。
リビングを中心に計画し、階段と一体的に吹き抜けを設け、そこから光を落とし家じゅうを明るくする。
2階はワンルームの計画とし、後から3室にも2室にも分けられる。
建築家/中田 啓予(Hiroyo Nakata)
1978 富山県生まれ
2001 日本大学生産工学部建築工学科居住デザインコース 卒業
2001-2005 小林盛設計事務所
2005 ナカタヒロヨスタジオ富山スタジオ設立
2012 ナカタヒロヨスタジオ長野アトリエ開設
2019 一級建築士事務所ナカタヒロヨスタジオとして長野に移転

■家族が集まり、心地よい家時間を楽しむ空間
外からの視線はやわらかに遮り、窓越しには人や電車の往来を、まるで一枚の風景画のように楽しむことができます。
大きな吹き抜けのあるリビングには、読書や趣味を楽しめる「ヌック」も設置。お子さまが遊ぶ様子を見守りながら、くつろぎのひとときを過ごせます。

■家中が快適で省エネなデザイン
冬の寒い日でも、玄関を開けた瞬間から暖かい!小屋裏エアコンと床下エアコンを活用し、四季を通じて家全体を均一な温度に保ちます。
UA値0.25、C値0.3を実現し、家全体をまるっと空調することで、リビングから子ども部屋、廊下や寝室まで、どの部屋にいても快適です。

■洗濯も片付けもラクラク!家事効率を高める設計
洗濯から収納までの作業がスムーズに行える動線設計で、効率よく家事がこなせる工夫が詰まっています。
ランドリースペースには「乾太くん」を設置し、洗濯物の乾燥も手軽に。
さらに、寝室へ続く通路の両側をウォークスルー型のファミリークローゼットにすることで、家族全員の衣類を1か所にまとめて収納できます。

■ライフステージに合わせた間取り設計の工夫
1階に寝室を設けることで、将来的には平屋感覚で暮らせる設計が、この家の大きなポイントです。
2階の子ども部屋は、あえて仕切りを設けず、お子さまの成長に合わせて後から分けられる柔軟な設計に。
ライフステージに応じて変化する家族の暮らしに寄り添い、今も未来も快適に過ごせる住まいです。