建築実例
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家族構成ご夫婦+1人
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所在地名古屋市緑区
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延床面積86.11㎡(26.04坪)
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UA値0.28W/㎡・K(断熱等性能等級6)
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C値0.2㎠/㎡
光と影がつくる、リビングでの心地よいひととき
前面道路との高低差が160cmある敷地に建てられた、コンパクトな総2階の住まい。建物はシンプルな箱型の外観で、1階と2階の床面積はほぼ同じですが、2階にバスルームを配置することで1階の居住スペースをより広く快適に活用しています。その結果、家族が自然と集まりたくなる居心地の良い空間が生まれました。
室内は無垢材のオーク床を採用し、窓枠やドア枠を白で統一したシンプルなデザインです。
リビングは、住宅街にありながら外部からの視線を気にすることなく、たっぷりの自然光を取り込める設計が特徴で、吹き抜けの階段窓から降り注ぐ光が、時間帯によって室内に美しい陰影を描き、空間に奥行きと豊かな表情をもたらします。プライバシーを守りながらも、明るく開放的で、心地よさに包まれるリビングです。
この住まいを設計した建築家
Square×Landscape
前面道路の傾斜に合わせた高低差のある敷地。
角地であるため、日射とプライバシーのコントロールが課題となった。
総二階という設計条件から箱型のヴォリュームで構成。
駐車計画に必要な最小限の造成に留め、斜面はそのまま利用。
植栽が家と周辺環境との間のバッファゾーン(緩衝帯)となり、地域とゆるやかに繋がりながら閉じる。
ハコ型にくり抜かれた土間からダイニング、キッチンへとつながり、リビング上部の吹抜の窓(ハコ)が更に内と外をつなぐ。
ハコとハコがナナメにつながることで、奥行が生まれ、光が表れる。環境と暮らしが呼応する
Square×Landscape/ナナメとハコがつなぐ家
建築家/中嶋 浩平(Kohei Nakajima)
1977 埼玉県生まれ
2001 東洋大学工学部建築学科(太田邦夫研究室) 卒業
2003 株式会社澤野建築研究所 入所
2017 住宅医スクール修了
時間帯や季節によって変化する光は、室内に柔らかな陰影を生み出し、空間に奥行きと豊かな表情を加えます。
帰宅後シューズクロークを通って洗面スペースで手洗いができるよう、無駄のない動線が設計されています。
2階には、ランドリースペースの隣にウォークスルークローゼットを配置しました。洗濯物を乾かしてすぐに片付けられる動線で、毎日の家事がスムーズに。さらに、クローゼットが通路としても使えるので、移動も便利。家事の負担を軽減しながら、暮らしをもっと快適にする工夫が詰まった設計です。
自分だけの時間を楽しめる趣味室は、日々の暮らしに楽しさとゆとりをもたらしてくれる特別な空間です。
高断熱・高気密の性能により、冬は暖かく夏は涼しい快適な環境の住まい。家族が笑顔で過ごせる居心地の良さと、省エネ性能を兼ね備えています。