建築実例

河合工務店 高台に建つ家
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基本情報
  • 家族構成
    ご夫婦
  • 所在地
    阿久比町
  • 延床面積
    94.39㎡ (約28.55坪)
  • UA値
    0.38 W/㎡・K
  • C値
    0.1㎠/㎡

高低差を活かして暮らしを楽しく!テラス×土間×LDKが作り出す、心地いい住まい

「庭でバーベキューや水遊びをしたり、軒下空間や広いリビングでゆったり過ごしたい」と希望していたご夫婦。その希望を踏まえて建築家が導き出したコンセプトは「内外をつなげたLDKの広がりと機能的な生活の共存」でした。

隣地より4メートルほど高い位置にある土地を活かし、開放感のある庭からテラス、土間、リビングそしてキッチンへと続く一体の空間を創り出したお住まい。このデザインにより、室内に居ても視界が外に抜ける開放感があり、リビングが外と繋がっているような広がりを感じます。
またテラスに下屋(1階の屋根)があることで、家との一体感が生まれ、天候に左右されない屋外のリビングスペースとして楽しむことができます。

そして、パブリックなLDKを家の中心に、プライベートな水回りを北側に集中して配置することで、洗濯や掃除、料理などの家事がスムーズにこなせる「効率的な家事動線」を実現しています。

 

建築家

高台にたつ家

計画地は、高台の閉静な住宅地の一角にあり、周囲との高低差が大きく、特に西側は既存の間知石(ケンチイシ)とあわせて4メートル近くの崖が生じていた。また東側の接道部分に関しても、南から北に向かって低く造成されており、車の並列駐車は日常的に使用する上で困難な状況であった。
北側斜線制限 及び 安息角(土が崩れることなく安定を保つ斜面の角度)を考慮し、経済的にも最善な配置計画をたてるところから始めた。ご要望を極力叶えるべく、LDKを中心に一体的かつ機能的に生活できるよう水廻りを隣接させるとともに、南北に区画することで、LDKの東西に抜け感と広がりを与えた。

河合工務店 建築家河合工務店 建築家建築家/田辺 真明(たなべ まさあき)

1972       愛知県生まれ
1996‐2003    石川設計綜合企画 設計業務
1998       東海工業専門学校 夜間部 建築工学科 卒業
2003‐2013    地元工務店勤務 設計業務
2013       田辺真明建築設計事務所 創業
2021       田辺真明建築設計事務所株式会社 設立

https://masaaki-tanabe.jp

 

四周に軒を張り出した和テイストのグレーを基調とした落ち着いたファサード

四周に軒を張り出した和テイストで、グレーを基調とした落ち着いた外観。

外の空間を家の中に取り入れる意図で計画された土間テラス。
奥行き感のある半屋外空間では、キャンプ道具や自転車などのメンテナンスを行ったり、観葉植物を土間に置くなど多目的に使えます。

リビングとテラスの調和

外部テラスと内部のリビングが一体化されている印象を受けるように、床を同じ高さ・同じ素材、壁の色を白に統一しています。

白い壁は光を拡散し、リビング内はほどよく明るいところと照度の落ちたところで濃淡が生まれます。

シンプルに四角い窓を納めた階段吹き抜け。自然光による繊細な陰影が感じられる空間となりました。

ワークスペース

LDKを見渡せるオープンなキッチン。そのすぐ横にスタディコーナーが設けられ、料理をしながら、子どもの様子をしっかり見守れます。

バスルーム

料理をしながら洗濯をするといった家事がスムーズに行えるよう、キッチンから洗面所、浴室への距離を近くに配置しています。

将来的に平屋暮らしができる1階完結型の間取り

将来的に平屋のように暮らせる1階完結型の間取り。長く快適に住み続けられるよう、数十年後の将来のことも含めて設計しています。

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