コラム

2023.01.16

家づくりをするときの土地探しポイントは?一宮市周辺の土地情報も

家づくりをするときの土地探しポイントは?一宮市周辺の土地情報も

家づくりをするときに、多くの方が最初に行うことは土地探しです。土地探しでは、建てたいエリアや値段をチェックする方が多いと思います。しかし土地は同じものはなく、地形や日当たりなど何を優先して決めたらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。今回は、土地探しの際にチェックしておくべきポイントについてご紹介していきます。一宮市や北名古屋市の土地情報もご紹介しますので、参考にしてください。
 
 

注文住宅を建てる時に土地探しが大事な理由

一戸建て住宅の土地探し

注文住宅は、間取りやデザインを自分の好きなように設計でき、窓の配置や外構に至るまで、希望の家を建てられます。しかし、家を建てる敷地の方位や形状などの条件により、補強工事が必要だったり、建てられる家の大きさに制限が生じてしまったりする可能性もあります。

家を建てることは、大きな買い物であり、一度家を建ててしまったら、移住することは難しいものです。そのため、家づくりの際の土地探しは、慎重に行う必要があります。
 
 

いい土地とはどんな土地?

それでは、いい土地とは一体どのような土地のことをいうのでしょうか。
 

日当たりや風通しが良い

まず日当たりや風通しのよさを確認しておきましょう。敷地の周辺に高い建物がある場合は、日照や通風が遮られることがあります。日当たりや風通しの確認をするときは、必ず現地へ行って確認するようにしましょう。
 

自然災害のリスクが小さい

土地を選ぶときには、災害のリスクをチェックしておくことも大切です。その際は地盤の硬さや土地の高さを確認しましょう。地盤が弱い土地の場合、地震発生時に、家屋だけでなく土地そのものが傾いてしまうことがあります。豪雨が起きたときは、浸水や陥没などの被害にあうことも考えられるでしょう。

また周辺と比較して土地が低い場合は、雨が降ったときに水が溜まりやすくなり、湿気が多くなります。カビが生えやすい、木材が劣化しやすいなどの原因になるため、土地を選ぶ際には避けた方が望ましいでしょう。

このほか災害のリスクを確認するためには、市町村のハザードマップをチェックすることも大切です。
 

土地の形状を確認する

土地の形は四角に近いと良いと良く耳にするかと思います。四角に近い土地のメリットは、シンプルな家が建てられることです。シンプルな家は、構造が単純なため、間取りの自由度が高く、無駄な費用が生じにくくなります。土地の形状がいびつな場合は、極端なL字型やコの字型など、壁に凹凸が多い家になり、プランが複雑になったり費用がかかったりすることも。

しかし、変わった形状の土地でも、その地形を活かした設計をできる設計士もいます。土地の形が四角に近くないからといって、選択肢から外してしまうのは避けるようにしましょう。
 

境界線がはっきりしている

すでに近隣に家が建っているところで土地を検討している場合には、境界線がはっきりしているか確認しておきましょう。土地購入後に起こりやすい問題が、境界線のトラブルです。ほとんどの場合、境界標が打ち込まれていますが、隣地との境界線があいまいだったり、中には図面と境界標がずれていたりするケースがあります。土地を購入する前に必ず確認し、不確かな場合は隣地の所有者に立ち会ってもらい、明確にしておきましょう。
 

住環境が整っている

また、住環境の良さもポイントになります。子育て世帯の方であれば、近くに公園や学校があるかどうかはチェックしておきたいでしょう。このほか、買い物スポットや病院の場所、駅やバス停までの距離など、自分たちの生活に欠かせない場所を確認しておくと、生活をスタートさせた後に不便を感じにくくなります。

また、子どもの医療補助制度など自治体の補助制度や、将来的な環境変化の有無も確認できると安心です。
 
 

土地探しをするときに気を付けたいポイント

ここからは、土地探しをするときに気を付けたいポイントについて、具体的に紹介していきます。
 

用途地域を確認しておく

用途地域とは、建てられる建物の種類や用途について、地域ごとに定めたルールです。地域の環境を考慮して定められているため、用途地域を確認すれば、将来建てられる可能性がある施設の見当がつけられます。用途地域は、居住系・商業系・工業系の3系統に分けられ、さらに13地域に分けられています。住宅はほぼどの地域でも建てられますが、住環境を優先して考えるのであれば住居系の地域から探してみるのが良いでしょう。
 

建ぺい率や容積率を確認しておく

一戸建てと建ぺい率

土地は、用途地域と同様に、都市計画によりどのくらいの建物が建てられるかが定められています。建ぺい率とは、土地面積に対し建築面積(建物を真上から見た面積)がどのくらい占めるかを指します。また容積率は、土地面積に対して、延べ床面積(各階の床面積の合計)がどの程度占めているかを指すものです。

土地購入後に建てたいサイズの家が建てられなかったということがないように、土地購入の際には建ぺい率もしっかりチェックしておきましょう。
 

接道状況を確認しておく

接道状況とは、土地と道路の接し方を表すものです。南側に道路がある土地の場合は、向かいの家との間に道路を挟むので日照を確保しやすいメリットがあります。しかし、南側に玄関を設けると日当たりの良い南側を十分に活用できないデメリットも。2方向が道路に接している土地は、日当たりが良い傾向にあり、玄関や駐車場の配置を含めプランの自由度が高くなりますが、やや土地の価格は上がるでしょう。面積が同じでも、接道状況により建てられる家が大きく変化するため、自分の希望のプランを考慮し選ぶことが大切です。
 

市街化調整区域かどうか確認しておく

市街化調整地域とは、市街化することを抑制する地域を指し、人が住むために必要な住宅や施設を建てることを、認めていないことが多くあります。一方で住宅を建てる際に許可を得る必要がないのは、市街化区域といいます。市街化調整区域は、坪単価が安い点や固定資産税が安い点などのメリットがありますが、電気やガス、下水道などが整っていないことも多く、家を建てるにあたり、追加費用が生じる場合があります。浄化槽設置の場合にかかる費用は、地域や住んでいる家族の人数にもよりますが、5人家族の場合でおおよそ80~100万円です。また維持管理費として、年間4~5万円かかります。なお、地域によっては補助金があるエリアもあります。土地購入の際には、自分が購入したい土地がどの区域に含まれるのか、確認しておきましょう。
 
 

一宮市・北名古屋市・岩倉市・小牧市周辺の土地情報をチェック

一宮市の風景
 
ここからは、一宮市や北名古屋市、岩倉市、小牧市周辺の土地情報をご紹介します。
 

一宮市

一宮市は、鉄道や高速道路のインターチェンジがあり、交通面で利便性が良く、名古屋市のベッドタウンとなっている地域です。育児の支援制度も充実しており、子育てしやすい地域でもあります。一宮市の平均取引価格は、一坪当たり約23.6万円(2022年時点)。名古屋市(坪単価平均約62万円)と比較しかなり価格が抑えられますが、エリアによっては高いところもあり、名鉄一宮駅周辺では坪単価50万円を超える土地もあります。

市内は、下水道が通らない浄化槽地域が、2018年度末時点で30%以上を占めています。検討している土地が浄化槽かどうかも確認しておきましょう。なお、一宮市の市街化調整区域は、尾西庁舎周辺や木曽川駅周辺、今伊勢駅周辺などです。市街化調整区域では建物が建てられないことが多く、下水道の整備も進んでいないことがあるため、注意しましょう。

 

北名古屋市

北名古屋市も、名鉄名古屋駅までのアクセスが良好で、名古屋市のベッドタウンとして成長した都市です。市内はほぼ全域が住宅地であるものの、田畑や河川も多く、自然も感じられるエリアです。北名古屋市の坪単価は約30万円(2022年時点)。名鉄犬山線の東側に位置する鹿田エリアは、不動産取引が多く、坪単価は約37万円になっています。北名古屋市は、市街化調整区域が2017年時点で約3分の1を占めており、市街化調整区域では下水道の整備が整っていない地域が見られます。

 

岩倉市

岩倉市は、特急を利用すれば名鉄名古屋駅まで約11分と、名古屋市の都心までのアクセスが良い都市です。土地購入にあたり、人気のエリアは岩倉駅周辺。駅周辺にもかかわらず、坪単価の平均が約36万円と比較的入手しやすい特徴があります。石仏駅周辺では、27~31万円前後(2022年時点)のところもありますが、駅から少し離れると坪単価約20万円(2022年時点)の土地も売りに出されています。

岩倉市では、市全体の下水道処理人口普及率は約73%です。土地探しの際には、下水処理環境もチェックしておくと安心です。

また、岩倉市では岩倉市自然生態園周辺などが市街化調整区域になっていますが、北島町や八剣町、井上町の一部は条例に基づき、市街化調整区域でも一定の条件のもと家が建てられるようになっています。

 

小牧市

大口町や豊山町と接している小牧市は、自然豊かなことに加え、子育て支援環境が整っており、子育て世帯が住みやすいエリアです。また市内には、路線バスが走っており、自家用車がなくても移動が快適に行えるのも魅力です。小牧市の坪単価は平均約23万円(2022年時点)。中でも小牧山の東側は、閑静な住宅街が広がり、人気があります。また、名鉄小牧線の小牧口駅や間内駅周辺も坪単価がやや高く、約30万円(2022年時点)で取引されています。市内の東部や西部は、市街化調整区域になっており、原則建物の建築は許可されていません。なお、下水道の普及率は2022年3月現在77.8%です。
 
 

一宮市・北名古屋市・岩倉市・小牧市周辺で注文住宅をお考えなら、河合工務店へ

家づくりをはじめようとしたとき、土地探しで悩むこともあるでしょう。そのような場合は、ぜひ河合工務店へご相談ください。河合工務店では、扶桑町に接する江南市や犬山市など周辺エリアにも対応しており、家づくりにまつわることなら土地探しや地盤調査などなんでも相談に乗ります。随時個別相談会も実施しておりますので、ぜひ土地探しからお手伝いさせていただけたらと思います。