コラム
太陽光発電を付けるなら!新築時 VS 後付けどっちが良い?【一宮市・小牧市周辺エリア編】
環境にやさしく電気代の節約になるといわれる装置が住宅の太陽光発電システム。家を建てる計画をしている方の中には、新築と同時に設置するのと、後付けするのがよいのか迷っている方もいるかもしれません。実はこの2つの方法には、多くの違いがあるのをご存じでしょうか?このコラムでは、それぞれの違いとメリットとデメリットについてご説明いたします。
また、愛知県一宮市・小牧市周辺の地域で、十分な発電ができるのか気になる方のために、このエリアでの年間予想発電量を概算した結果をご紹介します。
太陽光発電システムとは?
太陽光発電とは、太陽の光エネルギーから電気を作る太陽電池を発電機とした発電方式です。発電した電力は、家庭で使うことができます。また、余った分は電力会社に売電することで収益になるため、設置コストの回収に繋がります。もし、停電が起こったときにも、太陽光発電は太陽の光が出ている時間ならば自家発電して電力が使用可能です。さらに、災害などで長時間停電が起こったときにも蓄電池との組み合わせで、曇天時や夜間時にも使える電源となることでも注目されています。
新築時VS後付け!設置するならどっちがお得?
太陽光発電を設置する際、新築で家を建てると同時に導入するケースと、住んでいる家に後から設置するケースの2つが考えられます。ここでは、それぞれのメリットとデメリットをご説明します。
新築と同時に設置するメリット・デメリット
一戸建てを建てると同時に、太陽光発電を設置する場合の一番のメリットは、住宅の設計と同時に最適なプランを計画できることです。周辺環境や立地まで計算に入れた上で設置が可能なので、発電システムの効率性やコストパフォーマンスの向上が望めます。さらに、機能面だけでなく、外観的にも配慮した仕上がりができるので、満足度も高くなるでしょう。
また、新築の場合は新築工事と同時に設置工事を行うので、工事費用を低く抑えられる傾向にあります。加えて、太陽光発電の設置費用を住宅ローンに組み入れることができるため、金利の割高なソーラーローンを組むよりも、低金利の住宅ローンで長期返済を選べるのは大きな魅力です。
一方、デメリットとしては、太陽光発電の設置費用に固定資産税が課税されることでしょう。新築の場合には、屋根とパネルが一体となったタイプや屋根素材の一部として、太陽光発電を設置するパターンもあります。この場合、太陽光発電の設置費用は、住宅の機能を高める住宅の取得費用みなされ、固定資産税が課税されるのが一般的です。
後付けのメリット・デメリット
太陽光発電を後付けするケースでは、取り外しができる架台を設置してパネルを載せるのが一般的なため、基本的に固定資産税は課税されません。また、古い家の場合、屋根の塗り替えやリフォーム工事と同時に太陽光発電の設置を行うことで、足場といった施工費用の節約にもつながります。しかし、通常の住宅は、太陽光発電を設置することを想定していない場合が多いため、屋根にかかる負担に耐えられるかなどに気を付けなければなりません。強度を上げるなどの対策を取ることは可能ですが、基本的な方角の変更など発電システムの最適化を望むのは難しいことが多いでしょう。
また、太陽光発電を後付けした費用は、住宅ローンを利用できない点もデメリットです。住宅ローンと比較して、太陽光発電の後付けで利用できるソーラーローンの金利は割高となります。
新築時と後付けどっちがいい?
最適化した設計 | 費用 | 住宅ローンの利用 | 固定資産税 | |
新築時 | ◎ | 〇 | 〇 | 課税 |
後付け | △ | △ | × | 非課税 |
新築時に設置する何よりの利点は、太陽光発電と住宅の双方にとって最適な設計ができることです。後付けの場合は、固定資産税の非課税などのメリットがあります。総合的には、新築で住宅を設計するのと同時に、太陽光発電の設置を検討する方がおすすめと言われています。費用なども含めてぜひ河合工務店にご相談ください。
一宮市・北名古屋市・岩倉市・小牧市周辺エリアでの発電量
太陽光発電の発電量は地域によって異なるため、身近な地域の発電量がどのくらいあるか気になる方も多いのではないでしょうか?ここでは一宮市・北名古屋市・岩倉市・小牧市周辺の太陽光発電の発電量がどのくらいになるかをご紹介します。
1日の発電量の計算方法
太陽光発電の年間予測発電量は年間の平均日射量などで概算できます。ただし、採用するシステムによって損失係数や容量が違います。また、設置環境や実際の日射量によっても変動があるので、あくまで目安としてお考え下さい。
名古屋市の年間予想発電量は、全国で最も日照時間が長い山梨県甲府市の発電量と比較して、5パーセントほど少なくなっています。反対に日照時間が短い秋田県秋田市の年間予想発電量よりも13パーセントほど大きくなります。このことから、名古屋市周辺のエリアである、一宮市、北名古屋市、小牧市、岩倉市は、全国の中でも比較的高い発電量を期待できるでしょう。
年間予想発電量の比較
地域名 | 年平均日射量(kWh/m2/日) | 年間予想発電量(kWh/年) |
愛知県名古屋市 | 3.74 | 5801.7 |
山梨県甲府市 (日照時間1位) |
3.91 | 6065.4 |
秋田県秋田市 (日照時間47位) |
3.27 | 5072.6 |
NEDO技術開発機構 全国日照関連データーマップより
※真南・傾斜角30度の年平均日射量で算出
発電量を高めるためのポイント
太陽光発電が効率的に電力を作るには、気を付けなければならないポイントがあります。まず、太陽光パネルはできるだけ日の当たりやすい南側に向けて設置することです。また、傾斜角度は20度から30度前後が目安。ただし、地域や周囲の山や建造物によっても異なるため、設置時に経験のある業者に依頼することも大切です。
さらに、太陽光パネルの汚れや部品の劣化などでも、発電量が低下します。定期的な点検とメンテナンスを欠かさないように心がけましょう。
注文住宅で太陽光発電を付けるなら河合工務店
河合工務店では、一宮市や北名古屋市、小牧市、岩倉市で半世紀に渡って家づくりを行ってきました。建築家とともにご家族ごとに異なるライフスタイルに合わせ、デザイン性と機能美に秀でた高性能な住まいを提供しています。
太陽光発電についても、豊富な経験と実績から、その建物に最適な発電プランに基づいた設置と、外観デザインに配慮した住宅設計をいたします。太陽光発電以外のことでも、土地探しから資金計画まで、家づくりのことなら何でもご相談可能です。マイホームづくりでお悩みがあれば、ぜひ一度お問い合わせください。