コラム
冷え性が悩みの方にオススメ
私の悩みは冷え性。
寒いのは大嫌いです。
そして直接暖房の風が当たるのも嫌いです。
でもお家では裸足で過ごしたい。
そんな私の賃貸アパート時代のリビングでの冬のお供は『毛布』『こたつ』
今の冬のお供は『床下エアコン』
お聞きになられたことはありますか?
床下に向けて設置するエアコンです。
このような形で収納家具で隠して設置することが多いです。
床下エアコンとは
エアコンを床下に向けて設置して基礎そのものを暖め床下から家全体を暖房する暖房方法です。
特別なシステムや工事で行うことではありません。
床下からの輻射熱で暖めるので、暖房の風が直接当たってしまい、女性だと肌の乾燥が気になる・・・そんな不快な思いをすることもなく、すべての部屋をエアコン1台で暖房できるそんなメリットもあります。
全館空調など画期的なシステムもある中、1台のエアコンでほんとうに???とおっしゃるお客様も多いのですが、実際に使ってみるととても快適です。
メンテナンスや買い替えについて
ごくごく一般的に販売されている普通のエアコンを床に近い位置に付けるだけなので、フィルターのお掃除や故障時の買い替えも簡単にできてしまうのも魅力的なメリットのひとつです
エアコンなどの空調設備は冷蔵庫やテレビと同じ電化製品です。
一般的には10年に1度くらいのペースで故障してしまい買い替えなどされますよね?
機械はいつか壊れます。
大掛かりな空調システムだと大きな修理費になり家計に大打撃!
いくら良いシステムでもメンテナンスや買い替えに心配があるものはおすすめできません。
それが、量販店で気軽に買え、取り換え工事も簡単なエアコンで解消されるのであれば家計にも優しい!!
エアコンのスペックは?
さらにお客様からのご質問で多いのは
1軒のお家を暖めるのであれば 30畳サイズ の馬力があるエアコンでないとダメですよね??
いえいえ。
実際に我が家は約27坪(=約54畳)で使っている床下エアコンは
6畳用です!十分快適に過ごすことができています。
50畳以上の面積を6畳用でまかなえるなんて・・・と驚かれる方も多いです。
注意したい点
エアコンのセンサーの位置が大切。
基礎断熱を採用しているお家でないと効果は発揮できない
冷房にお使いいただくことはおすすめしません。
なぜならば・・・
エアコンのセンサーの位置が大切。
エアコンは温度センサーで室温を感知して、設定された温度になるように適切な調整をしてくれます。
足元が冷えた状態なのに、エアコンが全然効かない!!
そんな経験をされた方も多いですよね。
それは、エアコンの温度センサーがある部分で感知した温度が設定温度になったから、部屋全体がまんべんなく暖まっていないのに停止してしまう現象。
暖かい空気は上に上がっていきます。
エアコンの温度センサーは吹き出し口のそばにあることが多いです。
すると、足元がまだ暖まっていないのに、エアコンは停止してしまう。
これが原因です。
お部屋という大きな空間でも起きてしまう現象。
そんなエアコンをココに設置したらどうなると思いますか?
もちろんこのように扉を開けては使いません。
見栄えよく、閉めてこのように使います。すると・・・
そうです。お気づきの方もいらっしゃいますよね。
はい。エアコンは停止します。
狭い空間なので、床下に暖かい空気を送る前にセンサーが暖まったと感知してしまい起動してすぐにエアコンは停止してしまいます。
ご安心ください。
それを回避できるのは、現行で販売されているメーカーさんの中でひとつあります。
温度センサーが下に設置されている機種・有線で本体と離れた場所にセンサーを設置できる機種
これを採用すれば問題なくお使いいただけます。
特別なエアコンではありません。普通の量販店で販売している機種ですよ!
基礎断熱を採用しているお家でないと効果は発揮できない
断熱の方法には大きく分けると 基礎断熱=基礎から断熱されている と 床断熱=基礎から上で断熱をする
断熱材を施す位置が違います。
基礎もお部屋と同じように断熱するのが基礎断熱です。
床下エアコンは先でもお話しましたが基礎の中を暖めます。
ですから、基礎が断熱されていないといくら画期的な床下エアコンを使っていたとしても
外に向けてエアコンを使っているのと同じなのです。
そうです。
お部屋は全く暖まりません。
だから基礎断熱のお家でないと効果は発揮できないのです。
また、こんな質問もよくお聞きします。
床下エアコンと床暖房は同じですか??
いえ。違います。
床暖房も床材と下地合板の間に設置した熱源を使って床を暖めて輻射熱でお部屋全体を床から暖める。
暖める原理は同じです。
熱源がある場所が暖まるのでリビングに設置される方が多いのではないでしょうか。
床暖房のお部屋でゴロゴロするの・・・ポカポカしていいですよね♪
デメリットとしてはランニングコストも気になるところです。
床下エアコンは床下に暖かい空気を送り込み家の床全体を暖める、そんな違いとランニングコストの違いがあります。
冷房にお使いいただくことはおすすめしません。
思い出してください。
学校で、暖かい空気は軽いので上にあがり、冷たい空気は重いので下に降りる
そんな授業を受けたこと。
暑い真夏。床下エアコンで下に向かって冷たい空気をいくら送り込んでも、下に降りるばかりでお部屋の中には残念ながら上がっていきません。
夏は、2階のエアコンを付けておくのがオススメです!
階段から冷気が降りてきてお家全体を涼しく保ってくれます。
冷たい風が直接当たることもないので、快適に過ごすことができます。
冬のキッチンに長時間立てない。
冬の布団の中で、脚が暖まるまでモジモジしながら眠れない夜。
朝、顔が冷たくて寒さを感じて起きてしまう。
そんな日々から逃れたい冷え性の皆様へ
冬の寒い日。お家に帰るとあたたかい。
それだけでいつも幸福な気持ちになれます。
また、各お部屋に床下からの空気を取り込む穴(ガラリ)を開けるとより効果が発揮できますよ。
我が家はマーベックスの換気システムを採用しているので、ガラリはすでに開いているのでそこからふんわりと暖かい空気がリビングに伝わってくるのでとても快適に過ごしています。
ただ、本当に!?と思われる
そんな方も多いと思うので、より皆さんに室内環境をお伝えできるように色々な環境のお宅で室内の温度・湿度の測定を行っています。
気になる電気代もお見せできるように準備しておりますので楽しみにお待ちくださいね。