お客さまの声コラム
【住まい日和】 ゆずりの家
「一番はみんなで集まれる居場所をつくること」
とにかく、リビングは広くしたい。
ダイニングともつながって、自然と家族が集まれる場所。
予算にも限りがあったので、いろいろ我慢したけどここだけは譲れなかった。
ダイニングが子供二人の好きな場所。リビング以上に家族みんながいつも一緒にいられる空間になった。
「遊びのある鉄骨階段」
南北と隣家が建ち並び十分に窓をとることができなかったので、思い切って東西に大きな窓を配置。
西側はがけ地になっており、抜け感が抜群。
窓の向こうにはDIYでつくった木塀もいい感じでスリットを設けていて、外部とも適度なプライバシーを保てている。
階段は鉄骨のスケルトン階段がよかった。
階段まわりは多目的な遊びの場。上り口で腰かけて本を読んだり、階段をデスク代わりにしたり、使い方は自由自在。
「階段下の子供部屋」
2階に子供部屋は設けているものの、いつまで経っても二人がいるのは階段下の勉強スペース。
姉妹そろってデスクを並べて、仲良くお勉強している。
ここはキッチンからもリビングからもいつでも眺められて安心できる。
「まるで体育館。縦の空間を活かして遊ぶ」
姉妹揃ってバスケを始めた。
東西に長いリビング・ダイニングでは時折、ボールの跳ねる音が聞こえる。
吹抜は視線も音も立体的に広がる魅力的な空間になっている。
「光に満ちた書斎ではひとしごと」
家でもできる仕事を始めた。
吹抜に面した場所は今までは物干しスペースだったが、今はプライベートな仕事場に変えている。
大きな窓に面した仕事場は明るく、窓の外を眺めると通学路から帰ってくる子供の様子も伺える。
「2階の水まわりは家族の身支度場として活躍」
総2階にするにはどうしても水まわりを2階にもっていく必要があった。
はじめは不安だったけど、2階の物干スペースへのアクセスやお客さんが来ているときでも気兼ねなく家族がお風呂に入れたりと意外と便利な面も多いことに気づく。
「外から帰ってきたらまず手洗いうがい」
2階の洗面脱衣室の執務的な洗面とは違い、玄関からすぐに使える洗面スペースはぐるっと回遊できてとても便利。
ぴかぴかだった真鍮も9年の時を経ていい色に育ってきた。
「おしゃれなキッチンは気分が上がる」
ステンレス色のカウンターにレンジフード。白いタイルはアクセントにどうしても貼りたかった。
冷蔵庫とパントリーはあえて一番奥に配置して、すっきりとしたキッチンはリビングもダイニングも見渡せるまさにこの家の司令塔。
キッチンの腰壁はDIYでペイントした。
大変だったけど今ではいい思い出になった。
「シンプルだけど面白い家にしたかった。」
土地の大きさや予算のことも考えると自然と総2階の家になった。
あんまり複雑なカタチよりはシンプルだけど中に入ると面白いなって思える家がよかった。
ちょっと変わった位置に大きめの窓があったり、玄関扉は木製扉を選んだりとシンプルなりにちゃんと個性のある家になっている。
「建てたあとでもさらに居場所をつくる」
小屋を建てた。
なんとなく家の兄弟のような似たカタチは家の外でも家のように楽しめる場所。
いつもは駐輪スペースだけど、使い方は自由自在で、子供たちの外遊びの場であったり、ハロウィンパーティーで近所の人たちが寄り合ったり、と地域にも開けた居場所を提供している。
住み続けるごとに家族のよろこびが増えていく。
そんな住まい日和。
[建築概要]
愛知県春日井市
2016年10月お引渡し
敷地面積 148.62㎡(44.95坪)
建築面積 52.17㎡(15.74坪)
延床面積 97.99㎡(29.58坪)
UA値0.69W/㎡K
C値0.3㎠/㎡