家づくりの知識

2025.03.06

【世帯年収別】頭金500万円で考える注文住宅の住宅ローン5,000万円プラン

1. 注文住宅の購入と住宅ローン5,000万円の基本知識

1-1. 注文住宅と建売住宅の違いとは?

住宅を購入する際、大きく分けて 「注文住宅」「建売住宅」 があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分のライフスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。

注文住宅と建売住宅の比較表

項目 注文住宅 建売住宅
設計の自由度 高い(間取り・設備を自由に選べる) 低い(決められたプランから選択)
コスト 高め(自由度が高い分、費用も上がる) 比較的安い(大量生産によるコスト削減)
工期 長い(設計や施工に時間がかかる) 短い(完成済みまたは建築中)
資産価値 高くなりやすい(自分のこだわりが反映される) 標準的(個性が少なく、同じような住宅が多い)
アフターサービス 会社による(注文住宅専門の工務店は手厚いことが多い) 大手メーカーの保証がついていることが多い

注文住宅の特徴とメリット・デメリット

メリット

  • 間取りやデザインを自由に決められる → こだわりの家を建てられる
  • 資産価値が高くなりやすい → 長期的に見ても満足度が高い
  • 住宅性能や素材を選べる → 断熱性能や耐震性など、自分でカスタマイズ可能

デメリット

  • 建築費用が高くなりやすい → こだわるほどコストが増える
  • 完成までに時間がかかる → 設計から施工までの期間が長い

建売住宅の特徴とメリット・デメリット

メリット

  • 価格が比較的安い → すでに設計・建築された分、コストを抑えられる
  • すぐに入居できる → 既に完成しているため、契約後すぐに住める
  • 実物を見て購入できる → 住む前に間取りや日当たりを確認できる

デメリット

  • 設計の自由度が低い → 間取りや設備の変更ができない
  • デザインが画一的になりやすい → 他の住宅と似たような作りになりがち

どちらを選ぶべき?

こんな人は注文住宅向き! こんな人は建売住宅向き!
理想の家をゼロから作りたい すぐに住める家が欲しい
デザインや間取りにこだわりたい 費用を抑えたい
資産価値の高い家を建てたい 建築に時間をかけたくない

注文住宅は、「自分だけの理想の家を建てたい人」 に向いています。
一方、建売住宅は、「コストを抑え、早く新居に住みたい人」 に適しています。

1-2. 住宅ローン5,000万円を組む際の基礎知識

住宅ローン5,000万円を借りる場合、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

① 頭金500万円以上を準備すると総支払額を抑えられる

住宅ローンは借入額が大きいほど利息の負担が増えます。頭金を多く準備することで、借入額を減らし、利息負担を軽減 できます。

例えば

  • 頭金なし(フルローン) → 借入額5,000万円、支払総額が大きくなる
  • 頭金500万円(借入額4,500万円) → 返済負担が軽くなり、月々の支払いも抑えられる
  • 頭金1,000万円(借入額4,000万円) → さらに利息を抑えられる

頭金を増やすことで、金融機関の審査も通りやすくなり、より好条件のローンを選びやすくなります。

② 金利タイプ(固定 or 変動)によって毎月の支払い額が変わる

住宅ローンの金利には大きく分けて 「固定金利」「変動金利」 の2種類があります。

金利タイプ 特徴 向いている人
固定金利 返済期間中ずっと金利が変わらない 長期の安定した返済を希望する人
変動金利 金利が定期的に見直され、変動する 金利が低いうちに短期間で返済したい人

現在の住宅ローン金利は 変動金利が低め ですが、今後の金利上昇リスクも考慮して選ぶ必要があります。

③ 世帯年収によって借入可能額や返済負担率が異なる

住宅ローンは「年収の○倍まで借りられる」と言われることが多いですが、返済負担率(年収に対するローン返済の割合) を考慮することが重要です。

一般的に、返済負担率は25〜35%以内が理想的 とされています。

例えば、金利1.0%・35年ローンの場合、5,000万円の借入に必要な世帯年収の目安は以下のとおりです。

世帯年収 借入額5,000万円の月々の支払い(35年返済・金利1.0%) 返済負担率(目安)
年収500万円 約14.1万円 約34%(やや負担大)
年収600万円 約14.1万円 約28%(やや余裕あり)
年収700万円 約14.1万円 約24%(適正範囲内)
年収800万円以上 約14.1万円 約21%(余裕あり)

世帯年収500万円の場合、返済負担率が30%を超えてしまい、生活費の余裕が少なくなる可能性があります。そのため、世帯年収600万円以上が住宅ローン5,000万円を無理なく返済する目安 となります。

まとめ

  • 頭金500万円以上を準備すると、総支払額を抑えられる
  • 固定金利は安心、変動金利は低金利だがリスクあり
  • 住宅ローン5,000万円は世帯年収600万円以上が理想的

住宅ローンの仕組みを理解し、無理のない資金計画を立てることが大切です。

2. 世帯年収別の住宅ローン5,000万円の返済シミュレーション

住宅ローン5,000万円を借りる場合、世帯年収に対する返済負担率 を考慮しながら、無理のない返済計画を立てることが重要です。

世帯年収別の返済目安(35年ローン・金利1.0%)

世帯年収 月々の支払い額(35年返済・金利1.0%) 返済負担率(目安)
年収500万円 約14.1万円 約34%(やや負担大)
年収600万円 約14.1万円 約28%(やや余裕あり)
年収700万円 約14.1万円 約24%(適正範囲内)
年収800万円以上 約14.1万円 約21%(余裕あり)

ポイント

世帯年収600万円以上が目安 → 返済負担率30%以下が安心

  • 返済負担率が30%以下 であれば、生活費や将来の支出(教育費・老後資金)に余裕を持ちやすい
  • 年収500万円の世帯では、負担率が高くなるため、借入額の見直しや頭金を増やすことを検討すると良い

頭金を多く用意すると、月々の返済額を抑えられる

  • 頭金を500万円以上入れると、借入額を抑えられ、月々の負担が軽減
  • 借入額が少ないほど利息の負担が減り、総支払額を抑えられる

例えば、頭金1,000万円を入れると、借入額は4,000万円となり、月々の支払いも約11.3万円に減少 します。これにより、返済負担率がさらに低くなり、家計に余裕が生まれます。

無理のない資金計画を立てて、理想の注文住宅を実現しましょう!

 

3. 頭金500万円を用意するメリットと注意点

3-1. 頭金を500万円以上入れるメリット

頭金を多く用意することで、住宅ローンの負担を減らし、より安定した返済計画を立てることができます。

住宅ローンの借入額を抑えられる → 総支払額を減らせる

  • 借入額が減ることで、利息の負担が軽減される
  • 例えば、頭金なし(フルローン)と比べ、500万円以上用意すれば総支払額が数百万円単位で変わる

月々の返済負担が軽くなる → 家計の余裕が生まれる

  • 借入額が減ることで、毎月の支払いも低くなる
  • 生活費や教育資金など、他の支出とのバランスを取りやすくなる

金融機関の審査に通りやすくなる → 信頼度が上がる

  • 借入額が少なくなることで、金融機関の審査が通りやすくなる
  • 「自己資金をしっかり準備している人」と評価され、好条件のローンを選びやすい

3-2. 頭金500万円を用意する際の注意点

頭金を準備することはメリットが多いですが、資金計画をしっかり立てることが大切です。

貯金を使いすぎない → 生活費の予備資金を確保する

  • 頭金を多く入れすぎると、手元の資金が不足するリスクがある
  • 住宅購入後の急な出費(修繕費、医療費など)に備え、余裕を持った貯蓄を維持する

その他の諸費用(登記費用・税金・家具代など)も考慮する

  • 住宅購入には 頭金以外にも「諸費用」(登記費用・住宅ローンの手数料・引越し代・家具購入費)がかかる
  • 目安として、物件価格の5〜10%程度を諸費用として確保する


4. 注文住宅を建てる際の建築会社の選び方

注文住宅の建築会社選びは、家づくりの成功を左右する重要なポイントです。以下の項目をチェックして、自分に合った会社を選びましょう。

チェック項目 ポイント
施工実績 実績が多い会社は信頼できる
口コミ・評判 過去の施主の口コミを確認
提案力 予算や希望に合った提案をしてくれるか
アフターサービス 住宅完成後の保証や点検が充実しているか

なぜ地元密着の工務店が強いのか?

特に、愛知県名古屋市や一宮市で注文住宅を建てる場合、地元密着の工務店に依頼するメリットが大きい です。

地域の気候や土地事情に詳しいため、最適な設計が可能
大手よりも柔軟な対応ができる(希望に沿ったオーダーメイド設計がしやすい)
アフターサービスが手厚い(地元なので対応が早い)

理想の注文住宅を実現するために、信頼できる建築会社をしっかり比較・検討することが大切 です。

5. まとめ|注文住宅の資金計画を立てて理想の家を実現しよう

注文住宅を建てる際には、住宅ローンの組み方や頭金の準備、建築会社の選定が重要 です。適切な資金計画を立てることで、理想の住まいを無理なく実現できます。

住宅ローン5,000万円は世帯年収600万円以上が目安

  • 返済負担率を考慮し、無理のない借入額を設定することが大切

頭金500万円を用意すると、総支払額を抑えられる

  • 借入額を減らし、月々の返済負担を軽減
  • 金融機関の審査にも通りやすくなる

建築会社選びは施工実績・口コミ・アフターサービスをチェック

  • 施工実績のある信頼できる会社を選ぶ
  • 地元密着の工務店なら、地域特性を活かした家づくりが可能

💡 資金計画をしっかり立てることで、理想の注文住宅を実現できます。
愛知県名古屋市・一宮市で注文住宅を検討している方は、ぜひご相談ください!

 

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