家づくりの知識
2025.02.01
住宅ローン金利の動向と賢い借り方
住宅ローン金利の動向と賢い借り方
1. 2025年1月時点の住宅ローン金利状況
2025年1月時点での住宅ローン金利は、金融政策の影響を受けながらも比較的低水準を維持しています。しかし、今後の金利上昇を懸念する声も増えており、ローンを検討する際には慎重な判断が求められます。
- 変動金利:多くの銀行で0.4%前後の金利が提供されており、依然として低水準を維持しています。
- 固定金利(10年):メガバンクでは1.0~1.3%程度、地方銀行やネット銀行では1.0%を切る場合もあります。
- フラット35:1.8%前後となっており、過去の水準と比べるとやや上昇傾向にあります。
2. 今後の住宅ローン金利の動向予測
2025年1月に日本銀行が追加の金融政策変更を示唆したことで、今後の金利上昇の可能性が高まっています。
- 日銀の政策変更:長期金利の上昇が続けば、住宅ローン金利も影響を受ける可能性が高いです。
- 海外の影響:米国や欧州の金利動向も日本の金融市場に影響を与えるため、注視する必要があります。
- 住宅ローン金利の上昇予測:2025年中に固定金利が1.8~2.0%に上昇する可能性があると言われています。
3. 住宅ローンの金利タイプ別メリット・デメリット
変動金利
メリット
- 現在の水準では最も低金利で借りられる
- 初期の返済負担が少ない
デメリット
- 金利が上昇すると、返済額が増えるリスクがある
- 長期的に金利上昇の影響を受けやすい
固定金利
メリット
- 返済計画が立てやすい
- 金利上昇の影響を受けにくい
デメリット
- 変動金利よりも金利が高く設定されている
- 借入期間中に金利が低下しても恩恵を受けられない
フラット35
メリット
- 住宅金融支援機構の保証付きで、金利が安定している
- 保証料や団信(団体信用生命保険)の負担が軽い
デメリット
- 変動金利と比べると金利が高め
- 借入条件が厳しくなるケースがある
4. 住宅ローン金利が上昇した場合の対策
金利が上昇する可能性がある中で、以下の対策を検討することが重要です。
繰り上げ返済の活用
- 毎月の返済額に少しずつ上乗せすることで、元本を早く減らし、金利負担を軽減できます。
- 一括で繰り上げ返済できる場合は、金利の高い固定金利を選択している場合に有効です。
借り換えの選択肢
- 既にローンを組んでいる場合でも、低金利のうちにより有利な条件のローンへ借り換えを検討するのも選択肢の一つです。
金利上昇リスクに備えたローン計画
- 変動金利を選択する場合は、金利が上昇した際の返済額増加を考慮して、余裕を持った返済計画を立てることが重要です。
- 固定金利にする場合は、契約期間を短く設定することで、将来的な金利低下のチャンスを逃さないようにできます。
5. 賢い住宅ローンの選び方
住宅ローンを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- ライフプランを考慮する
- 住宅ローンの返済期間と自身のライフプランを照らし合わせ、無理のない返済計画を立てることが大切です。
- 金利タイプの特徴を理解する
- 長期間安定した支払いを希望するなら固定金利を選び、低金利を活かしたいなら変動金利を選ぶという考え方が有効です。
- 将来の金利動向を考慮する
- 現在の低金利が続く可能性はあるものの、将来的な金利上昇を見据えて柔軟に対応できるローンを選ぶことが重要です。
6. まとめ
2025年の住宅ローン金利は、依然として低水準ですが、将来的に上昇する可能性が高まっています。変動金利と固定金利のメリット・デメリットを理解し、自分のライフスタイルや返済計画に合ったローンを選ぶことが大切です。
金利上昇リスクに備え、繰り上げ返済の活用や借り換えの検討を行い、賢く住宅ローンを組みましょう。
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