家づくりの知識
金利によって変わる住宅ローンの月々の返済額
金利によって変わる住宅ローンの月々の返済額
1. 住宅ローンの金利が返済額に与える影響
住宅ローンを組む際、金利の選択は非常に重要です。金利が異なると、同じ借入額・返済期間でも月々の返済額が大きく変わります。特に長期間のローンでは、わずかな金利の違いが総返済額に大きな影響を与えます。
例えば、4500万円を35年ローンで借りた場合、金利の違いによる毎月の返済額を比較すると以下のようになります。
金利ごとの毎月の返済額(35年ローン、4500万円借入)
金利タイプ | 毎月の返済額 |
---|---|
変動金利(0.616%) | 約11.9万円 |
固定金利(1.5%) | 約13.8万円 |
このように、金利が上がると月々の支払いが増え、家計への負担も大きくなります。そのため、金利の選択は慎重に行う必要があります。
2. 変動金利と固定金利の違い
住宅ローンには主に「変動金利」と「固定金利」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った金利タイプを選ぶことが重要です。
変動金利の特徴
- メリット
- 初期金利が低く、当初の返済負担が軽くなる。
- 固定金利と比べて総返済額が少なくなる可能性がある。
- 短期間での返済を考えている場合、金利の影響を受けにくい。
- デメリット
- 将来的に金利が上昇する可能性があり、返済額が増えるリスクがある。
- 返済額が変動するため、長期的な家計計画が立てにくい。
- 金利上昇時に備えて、余裕のある資金計画が必要。
固定金利の特徴
- メリット
- 借入時に金利が固定されるため、返済額が一定で安心。
- 長期的な資金計画が立てやすく、将来の金利上昇リスクがない。
- 経済状況に左右されず、安定した返済が可能。
- デメリット
- 変動金利に比べると金利が高く、月々の支払いが多くなる。
- 金利が下がった場合でも、借り換えをしない限り恩恵を受けられない。
- 初期費用が高くなりやすく、住宅ローン全体の負担が増加する可能性がある。
一般的に、金利が低い時期は変動金利を選ぶ人が多いですが、将来的な金利上昇リスクを考慮する必要があります。一方、金利上昇のリスクを避けたい人は固定金利を選ぶことで、長期的に安定した返済計画を立てることができます。
3. 金利の違いによる総返済額の比較
金利が異なると、総返済額も大きく変わります。例えば、4500万円を35年ローンで借りた場合、総返済額の違いを比較すると以下のようになります。
金利タイプ | 総返済額 |
---|---|
変動金利(0.616%) | 約5,000万円 |
固定金利(1.5%) | 約5,800万円 |
固定金利の方が金利が高いため、総返済額が約800万円も増えてしまいます。ただし、変動金利の場合、将来的に金利が上昇すれば総返済額がさらに増える可能性があります。
4. どちらの金利を選ぶべきか?
金利の選択には、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。
- 短期間で完済する予定があるなら変動金利
- 返済期間が短い場合、金利上昇リスクが低いため変動金利のメリットを活かしやすい。
- 長期間のローンなら固定金利も検討
- 35年ローンなど長期間の返済計画の場合、金利が固定されることで安心感がある。
- 将来の収入の安定性を考慮
- 収入が不安定な場合、変動金利のリスクを避けるため固定金利を選ぶ方が安心。
5. まとめ
住宅ローンの金利は、月々の返済額だけでなく、総返済額にも大きな影響を与えます。変動金利は初期の負担を抑えられますが、金利が上昇すると返済額が増えるリスクがあります。一方、固定金利は金利が変わらない安心感がありますが、当初の支払い負担は大きくなります。
自分のライフスタイルや将来の収入を見据えたうえで、無理のない返済計画を立てることが重要です。最適な金利タイプを選び、安心して住宅ローンを組みましょう。
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