家づくりの知識

2024.12.06

断熱材 ネオマフォーム

パネル工法

ネオマフォームの詳細な性能解説と製品特性

住宅や建築物の性能を大きく左右する断熱材。その中でも、ネオマフォームは次世代の高性能断熱材として注目を集めています。この記事では、ネオマフォームの断熱性能、耐火性、耐久性、製品の種類、さらには製造方法や他の断熱材との比較も交え、詳しく解説します。


ネオマフォームの特性と性能

1. トップクラスの断熱性能

ネオマフォームの熱伝導率は0.020W/(m・K)。これは断熱材の中でも最高クラスの性能です。この数値が示すのは、非常に少ない熱を通すということ。これにより、薄い断熱材でも他の素材を上回る断熱効果が得られます。

  • 他の断熱材との比較:
    一般的な断熱材の熱伝導率は以下の通りです。

    • グラスウール:0.034~0.040W/(m・K)
    • ポリスチレンフォーム(EPS):0.030~0.038W/(m・K)
    • 硬質ウレタンフォーム:0.024~0.028W/(m・K)

ネオマフォームの性能は、これらよりも優れており、特に省エネ性能が求められる住宅や建築物で採用されています。


2. 耐火性能と安全性

ネオマフォームはフェノール樹脂を主成分としており、火災時に燃えにくい特徴があります。また、有毒ガスの発生を抑える設計が施されており、安全性が高い製品です。

  • 燃焼試験の結果:
    ネオマフォームは、JIS規格(日本工業規格)の耐火性能試験をクリアしており、火災時にも形状を保ちながら延焼を防ぐ効果があります。さらに、フェノールフォーム特有の炭化層が形成されることで、炎の進行を物理的にブロックします。

3. 優れた耐久性

断熱材の性能が長期間維持されることは非常に重要です。ネオマフォームは、化学的に安定した構造を持つため、20年以上使用しても性能がほとんど劣化しません。

  • 経年劣化試験:
    ネオマフォームを20年間使用した場合の性能低下はほぼゼロ。従来のウレタンフォームやグラスウールでは経年劣化により断熱性能が低下することがありますが、ネオマフォームはその点で大きく差別化されています。

4. 環境への配慮

製造時にはフロン系ガスを使用せず、代わりに炭化水素系の発泡剤を使用しています。これにより、オゾン層破壊や地球温暖化への影響を最小限に抑えています。また、断熱性能が高いため、使用する冷暖房エネルギーの削減にも寄与し、カーボンニュートラルの達成に貢献します。


ネオマフォームの製造方法

  1. フェノール樹脂の配合
    高品質のフェノール樹脂を発泡剤と混合し、均一な気泡構造を作ります。この均一性が、高い断熱性能と耐久性の鍵です。
  2. 発泡と成形
    高温で発泡させ、硬質フォームに成形します。この過程で、気泡の密度や形状を精密に制御し、均質な製品が作られます。
  3. 加工と仕上げ
    必要な厚みや形状にカットし、用途に応じてアルミ箔や石膏ボードを貼り付けます。これにより、さまざまな用途に対応可能な製品が完成します。

ネオマフォームの製品ラインナップ

ネオマフォームには、使用用途や建築要件に応じたさまざまな製品があります。

1. ネオマフォーム(標準品)

最も汎用性の高い製品。壁、床、天井、屋根など幅広い用途に対応します。

2. ネオマフォームFS

表面に石膏ボードを貼り付けた製品。防火性能をさらに高め、内装材として使用されることが多いです。

3. ネオマフォームF

両面にアルミ箔を貼り付けた製品。湿気の侵入を防ぎ、特に屋根や外壁で使用されます。

4. ネオマゼウス

ネオマフォームをさらに強化した製品で、産業用途や商業施設での使用が想定されています。


ネオマフォームの実例

新築住宅での採用

愛知県岡崎市のN様邸では、断熱材としてネオマフォームを採用。外壁に10cm厚のネオマフォームを取り入れた結果、冬場の暖房費が30%削減されました。さらに、夏場でもエアコンの効率が向上し、冷房費も大幅に削減。家全体が快適な温度を保つようになり、「家族全員が冷暖房に頼りすぎず快適に過ごせる」とのことです。

リフォーム住宅での採用

築50年の古い木造住宅で、断熱性能が不十分だった壁にネオマフォームを追加で施工した例では、施工後に室内温度が安定し、湿気による結露も大幅に減少しました。

商業施設での採用

冷凍倉庫では、外壁にネオマフォームFを使用することで、冷却効率を向上。結果として冷却機器の稼働回数が減り、年間の電気代を約25%削減できました。


ネオマフォームを選ぶべき理由

  1. 最高クラスの断熱性能
    他の断熱材を圧倒する性能で、省エネ性が求められる住宅に最適。
  2. 長期間維持される性能
    経年劣化が少なく、長期的な資産価値を保ちます。
  3. 防火対策の向上
    燃えにくい素材で火災時の被害を最小限に抑えます。
  4. 環境への配慮
    地球温暖化対策に貢献する断熱材として評価されています。

まとめ

ネオマフォームは、住宅の断熱性能を大幅に向上させるだけでなく、防火性や耐久性、環境性能においても優れた特性を持つ断熱材です。新築やリフォーム、商業施設など、幅広い用途に対応可能で、将来的な省エネ効果や資産価値向上を考えると、非常に魅力的な選択肢です。

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