家づくりの知識
ハイクリーンボードについて
健康的な室内環境を支える「ハイクリーンボード」とは?
現代の住宅やオフィスでは、気密性の高い設計が求められる一方で、シックハウス症候群や化学物質過敏症といった健康問題が注目されています。そのような課題に対処するため、建築業界で注目されているのが**吉野石膏の「ハイクリーンボード」**です。この内装下地材は、壁や天井の下地として使用され、空気中の有害物質を吸収・分解する優れた性能を持っています。本コラムでは、ハイクリーンボードの特徴や効果、具体的な使用例について掘り下げていきます。
1. ハイクリーンボードとは?
ハイクリーンボードは、吉野石膏が開発した特殊な石膏ボードで、室内の空気を清浄化する機能を備えた内装下地材です。通常の石膏ボードと同様、耐火性や耐久性を兼ね備えていますが、最大の特徴は「ホルムアルデヒド」の吸着・分解能力です。これにより、シックハウス症候群の原因物質を低減し、快適で安全な室内環境を実現します。
特徴
- ホルムアルデヒドの吸着・分解
- 室内の空気中に放出されるホルムアルデヒドを吸着し、化学反応により無害化します。
- 通常の石膏ボードと同じ加工性
- カットや施工が容易で、一般的な内装材として使用可能。
- 長期間効果を発揮
- 一度吸着した有害物質をしっかりと分解し、長期間にわたり効果を持続します。
2. ハイクリーンボードの仕組み
ハイクリーンボードの中には、特殊な無機系吸着材が練り込まれており、これが空気中のホルムアルデヒドを効率的に吸着します。吸着後は化学反応を通じて分解されるため、物質が再放出される心配がありません。この分解プロセスは長期的に安定しており、住宅の寿命と同等の効果を期待できます。
3. 使用シーンと具体例
3-1. 新築住宅
新築住宅は、建材や家具から多くのホルムアルデヒドが放出されやすい環境です。気密性が高い分、室内にこもる化学物質が健康リスクを高めることがあります。ハイクリーンボードを内装下地として採用することで、新築特有の化学物質問題を軽減できます。
具体例
名古屋市の郊外で新築を建てたAさん一家では、施工業者の提案でリビングと寝室の壁下地にハイクリーンボードを採用しました。施工後、特有の「新築臭」が抑えられ、子どものアレルギー症状も軽減。家族全員が安心して暮らせる住環境を実現しました。
3-2. リフォーム現場
リフォームでも、既存の下地材をハイクリーンボードに取り替えることで、空気質を大幅に改善することが可能です。特に中古住宅の場合、経年劣化により放出されるホルムアルデヒドが蓄積しているケースがあります。
具体例
築20年の住宅をリノベーションしたBさんは、リビングの壁材を全てハイクリーンボードに交換しました。以前はこもった臭いに悩まされていましたが、施工後は部屋の空気が爽やかになり、家族の健康状態も向上しました。
3-3. 商業施設やオフィス
オフィスや店舗など、多くの人が集まる場所では、室内環境のクオリティが企業のイメージにも影響を与えます。ハイクリーンボードを採用することで、従業員の健康維持や顧客の快適性向上が期待できます。
具体例
某カフェチェーンでは、改装時に全店舗の天井下地材としてハイクリーンボードを導入。特にタバコの臭いや化学物質の蓄積が問題だった店舗では、顧客から「空気がきれいになった」という好意的な声が増加しました。
4. メリットと導入の注意点
メリット
- 健康リスクの軽減
- シックハウス症候群や化学物質過敏症を予防。
- 持続的な効果
- 長期間にわたり、効果を発揮。
- 設計の自由度
- 通常の石膏ボードと同じ加工性があり、設計や施工の幅を広げます。
- 環境への配慮
- 化学物質の排出を抑えるエコ素材としても評価されています。
注意点
- 仕上げ材との組み合わせ
- ハイクリーンボードは下地材のため、クロスやペンキなど仕上げ材を施工する必要があります。仕上げ材の種類によっては、効果が低減する可能性があるため、組み合わせに注意しましょう。
- 初期コスト
- 通常の石膏ボードより高価であるため、予算とのバランスを考慮する必要があります。
5. 導入を検討する際のポイント
- 施工する部屋の選定
- 長時間滞在するリビングや寝室、子ども部屋を優先的に採用。
- 施工業者の選択
- ハイクリーンボードの特性を熟知している施工業者を選ぶことが大切です。
- 見積もりと予算管理
- コストに見合った効果を得るため、複数の業者から見積もりを取り比較しましょう。
6. ハイクリーンボードが選ばれる理由
ハイクリーンボードは、吉野石膏の技術力が結集された製品です。その性能は、数々の建築現場で実証されており、多くの建築家や設計士からも支持を集めています。これからの住宅づくりにおいて、健康や環境への配慮はますます重要になります。ハイクリーンボードを取り入れることで、「安心・安全」を土台とした住まいづくりが可能になるでしょう。
まとめ
ハイクリーンボードは、単なる内装下地材ではありません。ホルムアルデヒドを吸着・分解する機能を備えた「健康を守る素材」として、多くの住宅や施設で活用されています。新築・リフォーム問わず、家族や利用者の健康を第一に考える建築プロジェクトにおいて欠かせない存在となっています。
ぜひ、次回の住宅づくりやリフォーム計画に、吉野石膏のハイクリーンボードを検討してみてはいかがでしょうか?目に見えない部分で、家族の暮らしをより豊かに支えてくれるはずです。
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