家づくりの知識

2024.11.26

長期優良住宅について

長期優良住宅認定と資産価値の詳細

住宅を建てる際、「資産価値を保ちやすい家を選びたい」と考える方が増えています。その中で、「長期優良住宅認定」が注目されています。この認定を取得すると、資産価値が高まりやすい理由をさらに詳しく掘り下げて解説します。


1. 長期優良住宅の認定基準

長期優良住宅認定を受けるためには、高い住宅性能をクリアする必要があります。以下の基準について、具体的な内容を見ていきましょう。

1-1. 耐震性能

長期優良住宅は、耐震等級2以上(通常の建築基準法の1.25倍以上の耐震性能)を満たす必要があります。これは学校や病院の耐震基準と同等で、地震の多い日本では非常に重要なポイントです。

さらに、「許容応力度計算」といった詳細な構造計算を行うことで、建物の耐震性能を数値で証明します。このような科学的根拠に基づく耐震性能は、将来的な売却時にも評価されるポイントとなります。

1-2. 省エネ性能

高気密・高断熱性能が必須となる省エネ基準は、居住者にとって大きなメリットをもたらします。例えば、次世代省エネルギー基準(断熱等級4相当)以上を満たすことが条件です。

これにより、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境が実現するだけでなく、エネルギー消費が少なくなり、光熱費を抑えることができます。この点は、エコ意識の高い現代の消費者にとっても魅力的です。

1-3. 劣化対策

長期優良住宅では、構造の耐久性を高めるための「劣化対策等級3」が求められます。これは、少なくとも75~100年間は構造が劣化しないよう配慮されていることを意味します。

例えば、シロアリの被害を防ぐための処置や、雨水が浸入しにくい設計が施されます。このような耐久性の高さは、住宅の寿命を延ばすとともに、資産価値を維持する要因となります。

1-4. 維持管理・更新のしやすさ

配管や設備が簡単に交換できるように設計されていることも条件の一つです。これにより、定期的なリフォームや設備の交換が容易になり、家を長く使い続けられます。この点も、中古住宅としての市場価値を高める要因です。


2. 資産価値が高まる理由

長期優良住宅が資産価値の維持・向上に繋がる理由を、より具体的に解説します。

2-1. 住宅性能が認められることで市場価値が向上

住宅市場では、性能の高さが明確に証明されている家が優位です。長期優良住宅は、公的な認定を受けることで、その性能の高さが第三者から保証されるため、中古住宅として販売する際にも評価が高まります。

例えば、築年数が経過しても「長期優良住宅認定取得済み」というラベルが付いていることで、他の物件との差別化が可能です。

2-2. 税制優遇が資産価値に影響

認定住宅に適用される税制優遇は、資産価値の維持に直接的な影響を与えます。具体的な優遇措置は以下の通りです:

  • 住宅ローン減税:借入額の1%を控除できる期間が一般住宅よりも長くなる場合があります。
  • 固定資産税の減額:新築後、3~5年間は固定資産税が半額に軽減されます。
  • 登録免許税の軽減:登記費用に関わる税率が通常の約半分に。
  • 不動産取得税の軽減:土地や建物取得時の税金が軽減されます。

これらの優遇措置は住宅を所有するコストを下げるだけでなく、将来売却する際に購入者にとってもメリットとなり、結果的に物件の価値を底上げします。

2-3. 省エネ性能が評価される

冷暖房コストを抑えられる住宅は、購入者や借主にとっても大きな魅力です。たとえば、年間の光熱費が他の住宅よりも数万円安く済む場合、その差額は長期的に大きな節約となります。

資産価値が高まるのはもちろん、購入者が「将来のコスト」を想定する際に、経済的な選択肢として長期優良住宅を選びやすくなるのです。


3. 将来的な市場変化と長期優良住宅の重要性

3-1. 少子高齢化による住宅市場の変化

日本では、少子高齢化により住宅需要が減少する一方、空き家が増加しています。このような状況下では、性能が高く、価値を維持できる住宅だけが市場で選ばれる傾向が強まります。

3-2. SDGs・環境意識の高まり

地球温暖化対策として、政府や自治体が住宅の省エネ性能を重視する動きが加速しています。長期優良住宅は、エネルギー効率の高さや環境負荷の低さが評価されるため、時代の流れにマッチした選択肢といえます。

3-3. 金融機関の評価

最近では、住宅ローンを提供する金融機関も「高性能住宅」を評価する動きが出ています。長期優良住宅認定を受けた家は、ローンの金利が優遇される場合もあります。こうした金融機関の動きも、住宅の資産価値にプラスの影響を与えると考えられます。


4. 長期優良住宅を建てるときの注意点

4-1. 初期費用は高めだが、長期的に回収可能

認定を受けるための設計や施工には、追加の費用がかかることが一般的です。しかし、光熱費の削減や税制優遇、資産価値の向上を考慮すると、長期的には費用対効果が非常に高いといえます。

4-2. 維持管理計画の実行

長期優良住宅の認定には、維持管理計画が含まれます。これを定期的に実行することで、住宅性能を保ち、認定のメリットを最大限に活用できます。


最後に:資産価値を重視するなら長期優良住宅を選ぼう

長期優良住宅は、住宅性能の高さを公的に認定されることで、住む人の安心感を提供しつつ、資産価値を保ちやすい家といえます。地震や災害が多い日本において、耐震性・省エネ性・劣化対策がしっかりした家は、未来に渡る「資産」としての価値を保証してくれるでしょう。

資産価値だけでなく、住まいの快適性やコストパフォーマンスを重視する方にとって、長期優良住宅は最適な選択肢の一つです。ぜひ、家づくりを検討する際に、この認定制度を前向きに活用してください。

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