家づくりの知識

2024.11.06

住宅ローン金利と銀行の特徴を比較しました。

名古屋市で住宅購入を検討されている30代のご夫婦とお子様2名のご家庭にとって、住宅ローンの選択は家計に大きな影響を与える重要な決定事項です。以下に、主要な銀行の住宅ローン金利と特徴を比較し、最適な選択の参考としていただける情報を提供します。

主要銀行の住宅ローン金利比較(2024年11月時点)

銀行名 変動金利(年率) 10年固定金利(年率) 35年固定金利(年率) 特徴
住信SBIネット銀行 0.44% 0.74% 1.34% 低金利と全疾病保障などの充実した付帯サービスが魅力。オンライン手続きが中心。
三菱UFJ銀行 0.475% 0.85% 1.40% 全国展開のメガバンクで、対面相談が可能。信頼性と安定感が高い。
名古屋銀行 0.875% 1.65% 1.82% 地域密着型の地方銀行で、地元情報に強み。金利はやや高め。
東海ろうきん 0.94% 1.14% 労働金庫として、保証料や団信保険料が無料。労働組合員向けの優遇あり。
中京銀行 0.80% 1.30% 1.34% 地域密着型で、フラット35も取り扱い。金利は比較的低め。
愛知銀行 0.80% 1.30% 1.34% 地域密着型で、フラット35も取り扱い。金利は比較的低め。
岐阜信用金庫 1.00% 所定の条件を満たした場合、10年固定金利が1.00%と低金利。

各銀行の特徴

住信SBIネット銀行:ネット銀行ならではの低金利が魅力で、全疾病保障などの付帯サービスも充実しています。ただし、対面での相談が難しいため、オンラインでの手続きに慣れている方に適しています。

三菱UFJ銀行:メガバンクとしての信頼性が高く、全国に支店網があるため、対面での相談や手続きがしやすい点が特徴です。金利も比較的低めに設定されています。

名古屋銀行:地域密着型の地方銀行で、地元の情報やサービスに強みがあります。ただし、金利はネット銀行やメガバンクと比較するとやや高めの設定となっています。

東海ろうきん:労働金庫として、労働組合員向けの優遇金利やサービスが充実しています。保証料、団体信用生命保険料が無料である点も魅力です。

中京銀行:地域密着型の地方銀行で、フラット35も取り扱っています。金利は比較的低めに設定されています。

愛知銀行:地域密着型の地方銀行で、フラット35も取り扱っています。金利は比較的低めに設定されています。

岐阜信用金庫:所定の条件を満たした場合、10年固定金利が1.00%と低金利です。

金利タイプの選択

住宅ローンの金利タイプには主に「変動金利型」と「固定金利型」があります。変動金利型は市場金利の動向により金利が変動するため、将来的な金利上昇リスクがありますが、当初の金利は低めに設定される傾向があります。一方、固定金利型は一定期間、金利が固定されるため、返済計画が立てやすい反面、変動金利型よりも当初の金利が高めに設定されることが一般的です。

金利上昇リスクへの備え

変動金利型を選択する場合、将来的な金利上昇リスクに備えることが重要です。対策として、以下の方法が考えられます。

固定金利への借り換え:将来的な金利上昇リスクを避けるため、変動金利から固定金利への借り換えを検討する。

繰上返済の活用:余裕資金がある場合、繰上返済を行い、元本を減らすことで総返済額を抑える。

返済期間の検討

返済期間を長く設定すると、月々の返済額は抑えられますが、総返済額は増加します。特に、返済期間が35年を超える「超長期住宅ローン」を利用する場合、総利息負担が大きくなる可能性があります。家計に無理のない範囲で、返済期間を慎重に検討することが重要です.

名古屋市で住宅ローンを組む際には、各銀行の金利や特徴を比較し、自分の家計に合ったプランを選択することが重要です。変動金利型を選ぶ場合は、将来的な金利上昇リスクに備えた資金計画を立てておくことが賢明です。一方、固定金利型を選ぶ場合は、返済額が安定しているため、家計管理がしやすいというメリットがあります。

また、地元の銀行(名古屋銀行、愛知銀行など)は地域密着型のサービスを提供しており、地元事情に精通したアドバイスが得られる利点があります。一方、ネット銀行(住信SBIネット銀行など)は低金利を提供する一方で、オンライン手続きが基本となるため、利便性を重視する方に適しています。

最後に
住宅ローンは家計に長期間影響を与える大きな選択です。住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーの相談を活用し、自分にとって最適な銀行とプランを見つけることが、安心してマイホーム購入を進めるための鍵となるでしょう。