家づくりの記録コラム
【一宮の家】小屋裏エアコン~失敗は成功のもと~②
みなさんこんにちは🐈河合工務店の村田です
個人の価値観もあると思いますが、メリット・デメリットはどんなものにでも存在していると思っている村田。
最近県道沿いに住んでて新たなデメリットを発見・・・。
ゴミがめちゃくちゃ飛んでくる!
私、ポイ捨て大っ嫌いなんです。まぁ好きな人はおらん・・・。
運転しながらポイ捨てしてる人がいるんです!!!!
もしくは飛んでっちゃって、車が通る風で流れ着くんでしょうけど。
毎週何らかのゴミが玄関前、駐車場に落ちています。
もう嫌がらせなん?
菓子パンの袋ゴミから始まり、今週はボロボロの茶色くなったA3クリアファイル・・・
毎週毎週、いい加減にしろー!!
県道沿いのメリットももちろんあるけど、
普通の道路より交通量が多いから、ゴミが流れつく事も多いの?
はい今回は前回の続き、小屋裏エアコンのお話です!
宜しければ前回の記事を先にお読みください。
前のファンだと、小屋裏空間に溜まった冷気をLDKに引っ張るにはファンの風量が弱すぎたので、
ファン自体を大きいものにしてみました。
というファンを新しくした後の結果のお話をします。
今回新しく付けたファンは、「強」「弱」の切り替えが可能になりました。
元のファンと比べると、
風量が弱/6倍・強/13倍となり、音は弱/0.6倍・強/1.2倍です。
【強】はとにかく風量が強いですが、音もとっても大きいです!!
社長は気にならんって言うけど「ほんまに?」って。
(嘘やん内心うるさいと思ってるでしょと思ってます。今も)
同時給排のレンジフードの強と同じくらい、もしくはそれ以上にうるさく感じます。
高気密高断熱住宅は外の音は聞こえにくいけど、
デメリットとしては家の中の音は反響しやすいのです。
そのせいもあるのか、とにかく大きいので「強」では寝られないなと感じました。
そして風量、サーキュレーターの正面に立ってるのかってくらい、風を感じます。
ペンダントライトが揺れます。
小屋裏エアコンや床下エアコンのメリットに「エアコンの風を直接感じにくい」とありますが、
これじゃエアコンよりも風を感じてなんだかな・・・。
ただお風呂上りとか、運動直後など「直接涼しい風を感じたい」場合はいいなと思います。
【弱】は音はほとんど気になりません。
若干風は感じますが、全然許容範囲です。
これで前回より風量あがってんのは凄い。
新しいファンを施工した直後は、室内温度31度で
ファンからでる風も生ぬるくて、これ大丈夫なのかな?と正直不安でした。
まぁ数日過ごしてみやんと分からんな・・・。
1日目
一旦家の中の温度を下げないと・・・と思い
ファンも強で、小屋裏エアコン27度、風量最大で1日まわしました。
2日目
室内温度は下がったけど、31℃→28℃。
ちょっと暑くて、1階の壁掛けエアコンを28度、風量自動。
ファンも強のまま。
2階の小屋裏エアコンを25度、風量最大でまわしてみる。
3日目
完全に家の中が涼しくなったので、1階の壁掛けエアコンは切、
ファンも弱に変更。
2階の小屋裏エアコンを25度、風量最大でまわしてみる。
・・・
それから1週間は経ちましたが、1階の壁掛けエアコンをつけることなく
ファンも弱のまま、2階の小屋裏エアコン25度、風力最大で稼働させてます。
ちなみに室温は26~27度。
(寒がり村田は若干冷えるので、一枚羽織る+レッグウォーマーです。旦那さんが暑がり過ぎなのか、私が寒がり過ぎなのか。)
結果:小屋裏エアコンとっても快適🌟
やっと小屋裏エアコンが機能しました!パチパチ
(現時点では)
あの室温が31℃にもなってたのがウソのように今は快適です。
31℃の暑さしのぎの為にかったサーキュレーター要らんくなりました。
もしかしたら外気が40℃超えてきたら、また課題が見つかるかもしれませんが
今のところ問題ありません!!
私が寒いと感じるから小屋裏エアコンの設定温度を26度にしてみたこともあるのですが、
そうすると途端に室内が暑く感じます。
う~ん難しい。
家中を冷やしきった上での、今の設定がとりあえず快適です!!
保温性が高い、高気密高断熱住宅だからこそ、一旦家の中の熱を入れ替えないといけないんだなと
改めて感じました。
熱湯が入っている水筒に、氷をいれてもぬるくなるだけ。
水をいれた水筒に、氷を入れると冷たさがキープされる。そんな感じ。
28坪総二階、エアコン1台で賄えています!!
ですが、みなさん。
小屋裏エアコンに手を出していいのは大前提、高気密高断熱の性能が良い家ですよ。
小屋裏エアコンを採用するにあたって色んな人の話を聞きましたが、口を揃えて高気密高断熱と言います。
具体的な数字を言うと
C値は0.5以下、
愛知のような温熱地域6で、UA値は最低でも0.46以下/HEAT20:G2以上
研究されている有識者の方たちはUA値0.36以下/HEAT20:G2.5以上
と仰っております。
(一宮モデルハウスC値0.2、UA値0.26/HEAT20:G3)
小屋裏エアコンなので、もちろん断熱は天井断熱ではなく、屋根断熱でないとダメですよ。
もちろんですが河合工務店の標準仕様は
「C値0.3以下、UA値0.36以下/HEAT20;G2.5以上」です。
屋根断熱、基礎外断熱です。
(ほんでめっちゃくちゃ個人的に断熱材は(河合標準仕様)ネオマフォーム以上のものは無いと、今は思ってます)
だから+αで小屋裏エアコンや、床下エアコンが出来るのです。
安易に小屋裏エアコン、床下エアコン、と聞いたことがある言葉だけで、
やりたいとか言っちゃダメですし出来ないです。
安易に手を出すと、余計にお金がかかることになります。
そして大事なのは間取りプランもです。
床下エアコンをする場合は基礎計画、換気計画も必要ですし、
小屋裏エアコンもエアコンの位置、ファンの位置、換気計画、そもそもの間取り
全部全部考えないと、全く効きません。
今回実験のモデルハウス、結果的には成功かもしれないけど
小屋裏エアコンの効率だけで考えると、天井はあったほうが良かったと思う。
でも2階リビングだったから、効果は効率よく、より感じられたと思う。
そして吹き抜けの位置は不利だったけど、あったからこそ1階も2階もエアコン一台で賄えてる。
平屋だと話は変わってくるし、吹き抜け有り無しと位置で効果は変わる。
採用したいと思われた方は、きちんと考えてくれる、施工できる会社をお選びください。
と、言いつつ・・・
「一番大事にしたいこと」は間違えないでくださいね。
モデルハウス、勾配天井で梁や垂木が見えている天井のないつくりだからこそ、小屋裏エアコンに対しては不利。
でもね私はその木を見て生活したかったし、毎日見れていることが最高に気持ちがいいの。
吹抜に面している壁に室内出窓のような開口(穴)が開いていて、小屋裏エアコンにとっては冷たい空気が落ちやすく良くないかもしれんけど、
私たち家族は一番その出窓に座っていることが多く、大好きな場所なん。(稲沢先生ありがとう)
バロンだよ🐈
「何が大事なのかな?」ってお家を建てる際は考えてみてくださいね!
こんなに語りましたが小屋裏エアコン、実は私の中ではもっともっと気になる点があるのです。
まだまだ実験は終わりません。
〇今後の課題〇
①散々言ってるけど、外気が40℃超えても効果はあるのか。
②もしかしたら冬も使えるのかな?
③新しいファンの風量は大きくなったけど、使用する電気の量も増えてるよね?気になる電気代は?
④新しいファン、ダクト付きだけど結露大丈夫?
⑤本当にいい設定は25度、風量最大なのか?
などなど
まだ1年通してもないので、これからどんどん出てくると思います。
楽しいですね!
ちょっと待って、これだけ熱量もってやってる住宅営業マンおる?!
って自分の事を棚に上げて今日は終わりにしたいと思います(笑)
(私が担当しているお客さんも見てるから、あんまり言うたら恥ずかしいで)
小屋裏エアコンが気になる方は、ぜひ遊びに来てください^^
今日もありがとうございました🌷