現場レポート
定期点検 幸田町
河合工務店の河合です。今日は朝10時から幸田町のOB宅を訪問しました。5年定期点検です。お施主様とはなかなか日程調整ができませんでしたが、先日連絡したところ快くOKをいただき、ようやく定期点検を行いました。
現場に着くと当時の現場での思い出がグルグルと思い出されます。こだわりがかなりある住宅ですので、各職人さんと喧嘩ばかりした思い出しかありません。特に大工工事には苦労しました。写真を見ていただければ一目瞭然です。
外壁は木製サイディング(チャネルオリジナルさんのWILL WALL)です。板の割り付けから現場で測って大工さんにお願いして施工しました。もちろん私は現場でお手伝い。材料搬入などの下職を行いました。
レッドシダーの外壁板ですので最初はもっと赤身のかかった茶色でしたが、5年もたつとしっかりとシルバーに様変わりしていました。実に渋い色に変わっていましたので、いい感じに経年変化しているのでうれしく思いました。このまま、外回りの点検です。
排水蓋を開けなて、配管に詰まり等不具合がないか目視で確認します。
水道のメーターも開け、検針の駒が動かないか確認します。今日はいつもより寒い。その中、じっと見つめます。まったく動きません。これで水道側(上水)に水漏れがないことを確信しました。
そして、外壁工事で一番苦労した箇所。尖っています。ここからのアングルで分かるように、敷地は三角形です。建物も三角形です。河合工務店、実は変形地で施工するのは結構得意です。
正面からの写真
そして、こだわりの家(三角の家)です。何の賞か忘れましたが、建築賞を受賞している住宅です。
手前味噌ですが河合工務店はいくつか受賞した家を創っています。ですので、アトリエ建築家と家づくりをするのは割かし得意としています。私自身も考えるのが意外と好きですので、このような住宅は面白く創っています。職人さんとは喧嘩ばかりするので、苦い思い出もありますが・・・。
ようやく室内に入りますが、プライベートな部分もありますのでそんなに多くは撮っていません。
ユニットバスからの天井裏の写真です、屋根裏もすごいことになっています。屋根部分も三角形、それも鋭角です。
プレカット業者さんとも何度も打ち合わせをしてできたこだわりの家(三角の家)
1階部分の仕事部屋 とキャットウォーク
見た目で分かりますが、クロスを一切使っていません。内装はすべて構造ベニヤもしくはOSB合板。本棚も大工さんが作った造作家具です。ここは設計事務所の自宅です。奥にいるのが建築家の井上先生です。雑談の時は笑って話をしてくれますが、仕事(家づくりの話になると)眼差しが・・・。かなりのこだわり建築家の先生です。
そして最後に、いつもの床下点検です。
換気状況もよく、シロアリ等の侵入もありません。不具合もなく良好でした。この後、お施主様と当時の思い出話をさせていただきました。当時は苦労しましたが、今はとても貴重な体験ができ河合工務店の技術力を鍛えてくれた現場となり、感謝しかない家づくりとなりました。今後ともよろしくお願いします。河合